1.招待状が届いた!いつまでに返す??

もちろん、頂いたら3日~1週間以内に返信するのがマナー。
特にイマドキの新郎新婦は結婚式に向け招待状リストを作り、ある程度招待客に出欠の意向を確認してから招待状を投函しているので、もらう側も出席の意思をすでに伝えてあるからなど、意外と返信までにはのんびりしがち。でも実はその分、招待状が戻るまでの待ち時間をあまりとっていなかったりするので現実的にも急いで送り返すことがベター。 そして、できれば招待状が届いたことや当日を楽しみにしていることなどを招待状が届いたらすぐ電話などで知らせよう。新郎新婦も安心できるし細かい気配りに大人の余裕が感じられそう。

2.ご祝儀袋のたたみ方、お金の入れ方

お祝い金を包むご祝儀袋、こちらも実は様々なマナーが潜んでいる。
まずはご祝儀袋の選び方から、結婚の祝儀袋は「一度きりのお祝い」という意味から金銀や紅白の結び切や淡路結びの水引のかかったものを使います。蝶結びは何度でも結び直せるという意味から結婚のものとしてはマナー違反。そしてたたみ方は、下から上へ「おめでたいことを祝うため、天を仰ぐ気持ち」と言われ、下が上に来る形で折り込みます。これがさかさまではお悔やみを表すものになってしまいますので気を付けましょう。
表書きはみんな悩むところですが、毛筆が基本。字の上手さではなく本人が丁寧に書くことがマナー上級と言えるでしょう。毛筆であっても薄墨のものやボールペン、万年筆はお悔やみごと用なのでNGです。表書きは「寿」「御祝」「御結婚御祝」などがよく、「祝御結婚」などの4文字は避けましょう。また内袋に金額・名前・住所を書くことを忘れずに。結婚はやり取りです、新郎新婦はその金額を後で控えて次回に備えるのです。

お札の向き

ご祝儀はすべて新札を使います。お札の表裏、左右の向きを合わせて重ねて入れます。内袋の表に札の表(肖像がある方)を肖像が上に来るように入れます。最終的に祝儀袋の表に札の表がきます。

3.ご祝儀の渡し方

まずご祝儀ですが、一般に結婚式当日に受付で渡すことを想像する人が多いはず・・・。
でも実は事前に直接渡す方がスマート。直接会ったときに渡せばお祝いの言葉や ふたりの結婚式への想いなど大切なことも聞けるはず。

当日に渡す場合は会場に到着後パウダールームで身支度を整えてから受付の際に受付係りに渡します。到着直後の上着や小物バッグを持った状態で受付に行くのはNGです。式に入れるスタイルと女性であれば化粧直しをしてから受付に向かいましょう。

受付についたらまず自分が招かれた側の受付係に挨拶をします。
たとえば知り合いや友人であってもここはかしこまった挨拶をするようにしましょう。
「本日はおめでとうございます。(私、新婦友人の○○と申します)」
時間があれば名前を告げましょう。お車代や余興の事など受付係が新郎新婦からの伝言を受けているケースがありますので、細かい気配りが必要です。

こちらのおめでとうございますに対して受付係が「ありがとうございます」と言いますので、そうしたらバッグから袱紗を取り出しご祝儀袋を出します。まず袱紗をたたんで受付台に置いてから、ご祝儀袋の向きを受付係側から読めるように向け直して渡します。一般的に赤やオレンジなどの暖色系が慶事用、紺や緑などの寒色系が弔事用となりますので、間違いのないよう気をつけましょう。

このタイミングで記帳を依頼されます。例え字に自信がなくてもここは戸惑ったり代筆を依頼したりせずに自分で丁寧に記帳します。

この後は開宴時間まで控室などを案内されますので、控室に向かいます。
ここで友人などに出会い受付前で立ち話をしてしまうケースがありますがNGです。他の受付の方の邪魔になりますし、久しぶりの友人に会った時のはしゃいだ会話は周りの方から見て新婦(新郎)に恥をかかせることにもなりませんので、控室やロビーなど待ち合わせできる場所に移動をしてからにしましょう。

受付付近や控室で新郎新婦のご両親に会うことがあります。その際にも「本日はおめでとうございます。新婦友人の○○です。」とプラスして天候や新郎新婦との関係・エピソードなどを添えて挨拶ができるようにしておきましょう。